SRT/河川・流水救助講習会

SRT/河川・流水救助講習会

流水(河川)・水域救助・ボート操船

流水=動水圧のリスクを体感し、的確にリスク判断をできるようになること。流水を流されても、サバイバル泳法・対応で自己救助できること。その先に、流水での救助活動があります。救助者は流水での実技訓練は必須です。知識のみや、プールなどの静水での実技だけでは不十分です。

水域(湖沼=静水、海、川など)は、気道確保が困難となる可能性が高い場所です。

水域の中でも、流水(注)=河川は、水が流れていること、水圧があること、より気道確保が困難など、独特の危険があります。川での救難救助は、水域救助(Water rescue)の中でも、極めて特殊状況下での活動となります。

注:NFPA(米国防火協会)の一般定義では、流水=スイフト・ウォーター Swift waterは、1ノット(時速1.85km、秒速0.514m)以上の速度で動く水のこと。なので、ダム湖や堰堤のバックウォーター、干潮域の一部を除き、河川の大半は流水となります。増水時、洪水時には、ダム湖や堰堤のバックウォーターや干潮域も流れますので、流水救助の対象となります。

河川・流水救助に、他の水域とは異なるリスクがあることが認識されたのは比較的新しく、その救助法、技術、機材などは広まっておらず、流水への誤解による事故が多発続発しています。

救助訓練も最初は型として指示通りに実施、次に、救助チームで工夫して考えられるようになることを目標としています。

各訓練コースは、レスキュー先進国のアメリカなどで開発された河川・流水救助方法、体系をコアにした訓練内容です。

さらに、弊社では、日本の河川研究に取り組み、洪水を含めた水文特性の収集・解析や、特有の各事故例の分析に焦点を合わせた内容を付け加えています。独自の各コースも設けています。

国内各河川の特性にも熟知し、気象・水文データも収集・解析できますので、各河川の特性や、訓練場所、疑問など、ぜひご相談・お問い合わせください。

講習会場となる吉野川上流は、様々な早瀬、川幅、川岸や河床の形状、それに安定した水量により、河川・流水救助の訓練場所として極めて優れています。特に5月20日~9月10日は、夏季ダム放水により豊富な水量が安定して継続します。
それ以外の期間は、雨が降らないと水量は減りますが、場所を選ぶことで、様々な救助訓練を実行できます。

ボート操船を川を下りながら実施できます。

場所を選べば、減水期でも負荷を増した訓練も実施できます。洪水を想定した訓練もできます。

ただし、集水面積が大きな川ですので、台風などによりかなり増水することもあり、やむなく中止の場合もあります。(これまで天候・増水よる中止は、ほぼ皆無です。2018年に台風接近に付き、1回だけ中止しました。)

以下の各コースは、吉野川以外でも開催できます。ご要望があればご連絡ください。

ただし、原則、川に入りますので、冬季(12月~2月)や、雪解けの川では、ドライスーツなど防寒装備が必要です。

アユ釣りが盛んな川や区間は漁期(多くは6月以降)を確認し、必要なら漁協と調整してください。

真夏でもPPEとして原則、ウエットスーツを着用しますので、熱中症に警戒してください。

大雨で大増水になる可能性が高い時期、梅雨後半(6月下旬~7月上中旬)、台風ピーク期(9月上中旬を中心にその前後)も留意ください。

流水には様々な危険がありますが、中でも、以下の3つのワナには十分、気をつけてください。

流水での活動・救助における命に直結する3つのワナ

足のワナ/フット・エントラップメント →見えないので、流されたら足を上げる。

身体(からだ)のワナ/ストレーナー、シブ、真横に張られたロープ、ホール(特にローヘッドダム=えん堤)、洪水流、たっぷり流れている用水路など →見えるので、近づかない。万が一、流水に落ちたらサバイバル泳法・対処で自己救助を試みる(万能・確実ではないです)

ロープのワナ/身体に絡む危険。取扱要注意。長いロープは整理係り。 →切断用にリバーナイフ携行。クイックリリース・チェストハーネス付きPFD着用。

流水救助は知識に加え、何より、実際の流水での体感実技訓練が不可欠です。ただし、リスクを判断、安全管理できる、指導者の下で訓練、練習してください。

訓練・練習などの相談もお受けいたします。実施中でも安全に不安を感じたら、ぜひ、連絡ください。

講習中に説明などに使用したパワーポイントなどはPDFデータなどで、希望者に自己学習用として譲渡いたします。ぜひ、復習などにご活用ください。

ただし、講習中に配布した資料も含め、著作者への無断での転用複写による第三者への譲渡は堅くお断りいたします。

資料データ希望者は、当日、(ウィルス防止のために)フォーマットしたカラのSDカードか、USBストレージをご用意ください。

当日、受け渡しが出来ない場合は、別の方法を提示いたします。

また、内容に付いての質問などは、講習後も、メールなどで受付いたします。どんどんお尋ねください。

流水救助・活動レベル1(2日間・1日間)

救助哲学、川の力学、水文特性、器材の紹介と使い方の習得、ホンモノの川で、動水圧、流水の凄さをより体感し、チーム救助訓練、ボート操船など、陸上(リスク小)から水上(リスク大)から成功した実践的救助方法と自己救助の実技講習など、川での救難救助の基本をみっちり行う充実の2日間コースです。

職業的救助者や関係者の方、川でアウトドア活動を行われる方、各河川関係者におすすめいたします。

内容は、流水救助の基本原則に、可能な限り最新の情報・技術、説明資料を提供します。

弊社では、NFPA 1006、1670、1983、すべて最新版(2017年)にアップデートしています。

当コースは、レスキュー3とは無関係です

講習概要とスケジュール表/こちらよりダウンロードできます。(PDF形式、110KB)

学科講習 救助の考え方、流水の3つのワナ、NFPA1006/1670/1983各基準、水文学と流水力学、2つの救助、流水での自己救助を含む基本泳法、個人保護装備、チーム体制・指令連絡、国内事故例など
実技講習 結索(ノット)、安全管理、流水での基本的泳法、スローライン救助、テザースイム、接触救助(浅瀬横断、スイム)、ボート操船、2・4ポイント ボートテザーシステム、ストレーナー越え、フットエントラップメント
(注意:状況により、内容は入れ替わります。時間制約上、すべては実施できない場合があります。)
受講料 24,500円 講習料&修了証+資料代(最新含む)、傷害保険加入料
 ※1日のみ受講 13,000円
2019年6月18日(火)19日(水) 開催場所:吉野川(徳島県三好市。増水時は一部、高知県大豊町・本山町) /
講師:矢野 哲治
  • 6名以上のお申し込みあれば日程を調整し開催いたします。また、他の地域でも開催可能です。
  • 2019年10月1日の消費税10%への改定に合わせ、流水救助レベル1の受講料は25,500円(税込)となります。

ボート・ハンドリング(操船)講習(半日・1日間・それ以上)

川や湖水、洪水時の救難活動に、インフレータブル・ボート(特殊ゴム・ボート)は、乗船操作する救助員に十分な操船技術と取り扱いについての知識があれば、安全かつ機動性のある有効な救助機材として利用できます。ボートの特性と取り扱い方法、操船技術と訓練、貸し出しなど、時間や場所に応じて、様々に対応できます。必要な方は、ぜひ、お問い合わせください。

費用 1日 10,000円(税別)から 訓練、レンタル代 (傷害保険加入料別途500円)
  • 随時、対応可能です。
  • ※流水で行う場合は、6月~9月のアユ釣り期、7月~9月の梅雨後半~台風シーズンは避けた方が無難です。湖面など静水でしたら、いつでも大丈夫です。

レスキュー練習・訓練・講演など(半日・1日間・それ以上)

講習を一度や数回受けても、救助の技術やスキルはなかなか身につきません。繰り返しや重点的な練習が効果的です。

また、特定の項目の講義や実技を希望される方、資格取得が不要の方、レスキューの練習をしたくとも、器材や練習場所について容易でない場合、私たちがお手伝いいたします。

ため池などの静水でも事故は起きています。水域は気道確保の問題があることへの無自覚、無警戒による事由によるものが大半です。水域救助や啓蒙に付いての講演、講義、実技なども受諾いたします。

ご要望の方は、お問い合わせください。

費用 1日 10,000円(税別)から 訓練、レンタル代 (傷害保険加入料別途500円)
  • 随時、対応可能です。
  • ※流水で行う場合は、6月~9月のアユ釣り期、7月~9月の梅雨後半~台風シーズンは避けた方が無難です。湖面など静水でしたら、いつでも大丈夫です。

レスキュー3 各コース

レスキュー3 SRT-Ⅰ スイフトウォーターレスキューテクニシャンレベルⅠ(3日間)

レスキュー3 SRT-1の認定資格取得が必要な方は、こちらのコースを受講ください。テキスト(200ページ、2000年版)も含まれます。

レスキュー3といえば、流水救助。世界的にも高評価です。

救助哲学、川の力学、器材の紹介と使い方の習得、陸上から水上から成功した実践的救助方法の実技講習など、川での救難救助の基本をみっちり3日間で行う最もおすすめのコースです。

職業的救助者の方はもちろん、川でのアウトドア活動の指導者や、各河川関係者におすすめいたします。

お渡しするテキスト(2000年版)に加え、可能な限り最新の情報・技術、説明資料を提供します。

当コースは、NFPA(米国防火協会)の NFPA 1006と1670 テクニシャン・レベル(最上位救助者)です。

弊社では、NFPA 1006、1670、1983、すべて最新版(2017年)にアップデートしています。

講習概要とスケジュール表/こちらよりダウンロードできます。(PDF形式、134KB)

学科講習 救助の考え方、流水救助の15カ条、NFPA1006/1670/1983各基準、水文学と流水力学、条件救助と完全救助、流水での自己救助、個人保護装備、チーム装備、各資機材の紹介、野外救急法、熱障害(低体温症、熱中症)、ロープ結索、倍力、分力、合力、チーム体制・指令連絡、国内事故例など
実技講習 結索(ノット・ベンド・ヒッチ)、支点(流動分散、固定分散)、倍力(3:1)作成、安全管理、流水での基本的泳法、スローライン救助、テザースイム、コンタクト救助(浅瀬横断、スイム)、ボート操船、Cスパインロール、ストレーナー越え、フット エントラップメント、2、4ポイント ボートテザーシステム、展張対角線(テンション ダイアゴナル)、ハイライン(オプション)
(注意:状況により、内容は入れ替わります。時間制約上、すべては実施できない場合があります。)
受講料 42,500円 講習料&認定料+教本代(追加最新資料含む)、傷害保険加入料
申し込み レスキュー3各コース申し込み用紙こちらよりダウンロードできます。(PDF形式、350KB)
2019年4月23日(火)~25日(木) 開催場所:吉野川(徳島県三好市。増水時は一部、高知県大豊町) /
講師:矢野 哲治 雨が降らないとそれほど増水しない時期になります。
2019年5月7日(火)~9日(木) 開催場所:吉野川(徳島県三好市。増水時は一部、高知県大豊町) /
講師:矢野 哲治 雨が降らないとそれほど増水しない時期になります。
2019年6月2日(日)~4日(火) 開催場所:吉野川(高知県大豊町~徳島県三好市。増水時は一部、高知県本山町) /
講師:矢野 哲治 夏季ダム放水により安定した増水期になり、より負荷のある講習になります。
2019年6月11日(火)~13日(木) 開催場所:吉野川(高知県大豊町~徳島県三好市。増水時は一部、高知県本山町) /
講師:矢野 哲治 夏季ダム放水により安定した増水期になり、より負荷のある講習になります。ただし、梅雨・台風シーズンになりますので、稀に、増水中止の場合があります。
2019年7月2日(火)~4日(木) 開催場所:吉野川(高知県大豊町~徳島県三好市。増水時は一部、高知県本山町) /
講師:矢野 哲治 夏季ダム放水により安定した増水期になり、より負荷のある講習になります。ただし、梅雨・台風シーズンになりますので、稀に、増水中止の場合があります。
2019年9月10月の日程調整中 開催場所:(未定) / 講師:矢野 哲治
  • 毎年、4月中下旬、5月中旬、6月~7月上旬、9月上下旬、10月上中下旬に吉野川での開催を予定しています。
  • 6名以上のお申し込みあれば、日程を調整し、開催いたします。また、他の地域でも開催可能です。
  • 2019年10月1日の消費税10%への改定に合わせ、SRT-Ⅰの受講料は44,000円(税込)となります。

レスキュー3 SFR+ スイフトウォーターレスキューファーストレスポンダー・プラス(2日間)

レスキュー3 SFRの認定資格取得が必要な方は、こちらのコースを受講ください。テキスト(200ページ、2000年版)も含まれます。

通常、SFRの水上実技は半日ですが、それでは物足りない方、動水圧、流水の凄さをより体感し、チーム救助訓練、ボート操船をなどをプラス丸々1日付け加えた、充実の2日間コースです。職業的救助者や関係者の方、川でアウトドア活動を行われる方、各河川関係者におすすめいたします。

履修項目はレスキュー3 ですが、内容は、流水救助の基本原則に、可能な限り最新の情報・技術、説明資料を提供します。

当コースは、NFPA(米国防火協会)の NFPA 1006と1670 オペレーション・レベル(活動限定救助員)に準拠したコースです。

弊社では、NFPA 1006、1670、1983、すべて最新版(2017年)にアップデートしています。

講習概要とスケジュール表/こちらよりダウンロードできます。(PDF形式、110KB)

学科講習 救助の考え方、流水救助の15カ条、NFPA1006/1670/1983各基準、水文学と流水力学、条件救助と完全救助、流水での自己救助、個人保護装備、チーム体制・指令連絡、国内事故例など
実技講習 結索(ノット)、安全管理、流水での基本的泳法、スローライン救助、テザースイム、コンタクト救助(浅瀬横断、スイム)、ボート操船、ストレーナー越え、2・4ポイント ボートテザーシステム
(注意:状況により、内容は入れ替わります。時間制約上、すべては実施できない場合があります。)
受講料 28,500円 講習料&認定料+教本代(追加最新資料含む)、傷害保険加入料
申し込み レスキュー3各コース申し込み用紙こちらよりダウンロードできます。(PDF形式、350KB)
(未定)随時、開催可能 開催場所:吉野川(徳島県三好市。増水時は一部、高知県大豊町・本山町) /
講師:矢野 哲治
  • 6名以上のお申し込みあれば日程を調整し開催いたします。また、他の地域でも開催可能です。
  • 2019年10月1日の消費税10%への改定に合わせ、SFR+の受講料は29,500円(税込)となります。

レスキュー3 SFR スイフトウォーターレスキューファーストレスポンダー(1日間)

レスキュー3 SFRの認定資格取得が必要な方は、こちらのコースを受講ください。テキスト(200ページ、2000年版)も含まれます。

3日間の SRT-Ⅰの内、もっとも基本的で講習内容をコンパクトにした1日コースです。 職業的救助者や関係者の方、川でアウトドア活動を行われる方、各河川関係者におすすめいたします。

履修項目はレスキュー3 ですが、内容は、流水救助の基本原則に、可能な限り最新の情報・技術、説明資料を提供します。

当コースは、NFPA(米国防火協会)の NFPA 1006と1670 オペレーション・レベル(活動限定救助員)に準拠したコースです。

弊社では、NFPA 1006、1670、1983、すべて最新版(2017年)にアップデートしています。

講習概要とスケジュール表/こちらよりダウンロードできます。(PDF形式、98KB)

学科講習 救助の考え方、流水救助の15カ条、NFPA1006/1670/1983各基準、水文学と流水力学、条件救助と完全救助、流水での自己救助、個人保護装備、チーム体制・指令連絡、国内事故例など
実技講習 安全管理、流水での基本的泳法、スローライン救助、コンタクト救助(浅瀬横断
受講料 21,500円 講習料&認定料+教本代(追加最新資料含む)、傷害保険加入料
申し込み レスキュー3各コース申し込み用紙こちらよりダウンロードできます。(PDF形式、350KB)
(未定)随時、開催可能 開催場所:吉野川(徳島県三好市。増水時は一部、高知県大豊町・本山町) /
講師:矢野 哲治
  • 4名以上のお申し込みあれば日程を調整し開催いたします。また、他の地域でも開催可能です。
  • 2019年10月1日の消費税10%への改定に合わせ、SFRの受講料は22,500円(税込)となります。

救助講習共通事項

最少催行人数 SFRは4名以上。それ以外のコースは6名以上
募集締め切り 一次締め切り 開催日の1ヶ月前
※1ヶ月前に最少催行人数に満たない場合は、申し込み予定者に通知し、最終締切日を決めます。
受講資格
  • 満18歳以上の方
  • 次の疾病及び疾患が無い方
    • 慢性的な脊柱の疾患
    • 腰痛
    • 膝の痛み
    • 慢性的座骨神経痛
  • その他慢性的な症状、極度の身体的問題(心臓病、糖尿病等)、3ヶ月以内に起きた肩の脱臼
  • コース設定の全ての行程に参加できる方

講習風景